
こんにちは。
9月は更新しないまま10月に。
8月後半から9月前半は、修論に関して、プレゼン、修論提出からの口頭試問があり、わちゃわちゃして過ごしました。加えて先月末に寮から追い出されたことから、3度の引越しを余儀なくされ色々といっぱいいっぱいでした。
プレゼンは大好評で、終わった後にみんなから良いFeed backをもらうことができました。が、修論はどうしても時間が足りず納得のゆくものが提出できず、とても悔しい思いをし、
60分の予定の口頭試問はなぜか盛り上がって90分となり。
終わったあとは達成感というよりも、研究室に記録として残すならもっと改善しないと・・という気持ちでチョロチョロやっております。
先日やっと全ての結果が出て、無事に修士(MSc)として卒業できることとなりした。
一見当たり前のようですが、前回書いたように試験で単位を落とした私にはとてもとても長い道のりだったのです。本当によかった。
今後についてですが、プレゼンが終わったときに勇気を出して「このプロジェクトをPhDとして続けたいのですが・・」とスーパーバイザーの先生に聞いてみました。このプロジェクトについてやっとわかり始めて面白くなってきたし、何よりこの先生から学びたいと思う気持ちが強かったので。これも普通の生徒なら簡単な話だったかと思いますが、私には長い道のりでした。
実は、夏のプロジェクトが始まる前にPhDについて話をしたことがあって。
「まずは落第した試験に合格するのが先。途中で辞めちゃう子もいるし・・とにかく夏のプロジェクトでモチベーションを見せて。」と言われて、他の先生を紹介されちゃったりして、かなり落ち込んでたんです。
もう無理だなって。断られるケースなんて聞いたことなかったし。
とてもとても尊敬している先生に認めてもらえていないというのはとても悲しく、
何より周りはみんな受かっていたし、もう心がポッキリ折れてしまって。なんでだろうって、落ちこぼれだなーって何度も何度も泣きました。器用に生きられない自分が悔しかったです。
(Skye島の岬で飛び降りてしまおうかと思ったのもこれです。笑)
もうそれからはPhDは諦めて、やさぐれた気分で日々を過ごしていました。
でも再試が受かってプロジェクトが面白くなって、せっかく再試も頑張ったんだしやれるだけのことはやろうって思って。これは今後の自分のために、できることはやりきったって言いたくて。
すごく良くしてくれて唯一事情を知る同じチームのPhD生に再試合格の報告をしたら
「PhDにまだ行きたいなら、もう一回先生に聞いてみたらいいよ。このデータはすごく面白いし、まだまだ続けないといけないと思う。ユリが自分でやるべきだよ」ってすごく背中を押してくれて。でも聞くのはすごく怖くて。
1週間くらい渋っていたのですが、最後のチャンスと思ってこのプロジェクト続けたいですって聞きました。
こっちの緊張が伝わったのか、先生も涙声になりながら「夏のプロジェクトで出したあなたのデータにはとても満足しているし感謝してる。この結果を出しながら、再試も通ったし、もう何もあなたをリジェクトする理由がない。本当はユリが残ってくれないかなって考えてた」って。あと、もうすでに3つ論文出せるよって。
正直、泣きそうでした。夏の3ヶ月間、本当に本当にしんどかったー。っていうのと、この先生からまだ学べるーっていう嬉しい気持ちと。前回断られてからはPhDに行くために頑張らなくて、自分のために頑張っていたつもりだったけど、やっぱり認められると嬉しい。
そのあと実感が湧かず。先生とのミーティングはいつも録音しているのですが(教えてくれる情報量が多いから)、この日のこの部分は何度も聞いちゃったりして。笑
まだ卒業もしていないし、スタート地点にも立っていないしまだまだこれからだけど、本当によかった。目標にまた一歩、進むことができます。
あとプロジェクトが始まる前、バッテリー関係の仕事がしたいって伝えていたんですよ。
車関係の仕事に就きたいと考えていたので。でもその希望は叶わず、太陽光電池のプロジェクトに。楽しかったのでなにも不満はなかったのですが、PhDではバッテリーのプロジェクトでも良いよって言われて悩み中。
ただ、なんだか事務的な部分で引っかかってしまったらしく、まだ始められていません。。
先生と連絡を取っているしグループメールにはいつも名前を乗せてくれているので私のことを忘れているわけではないのでしょうが、全然進まない毎日に少し刺激を・・ということで!!
1年半ぶりにケンブリッジに行ってきましたー!
やっぱり最高だった。
ホテルの契約が切れた金曜日から週末サクッとホストファミリーの家に滞在させてもらう予定でしたが、いつまでもいて良いよというお言葉に甘えて、1週間もお世話になりました。10月からはSt Andrewsの部屋の契約が決まっていましたが、それまでは特に住む場所が決まっていなかったのでとても助かりました。
しかも帰る日のギリギリまで「本当に帰るの?学校ないならまだいても良いんだよ。一緒に週末キャンプ行こうよ」なんて言ってもらい。毎日一緒にご飯を食べて、いろんな話をして、夜は映画やドラマを見て・・YMS時代と同じように過ごしました。
PhDのことはすごく心配されて。なぜならファザーもマザーもインペリアルやケンブリッジ大学で15年くらいポスドクをしていた人たちだから。とにかくいろんな話をして、納得させるのが大変だった。笑 なんだかケンブリッジに第二の家族ができた感じ。この年になっても本気で心配してくれる人がいるってとても嬉しいことです。
あとは、友人や元同僚らにも会ったり、元フラットメイトが訪ねてきてくれたり。よく行っていたカフェに行ったり。知らなかった道を歩いたり、行ったことがなかった博物館に行ったり。とにかくあっという間の1週間で良いリフレッシュとなりました。
今年こそ、クリスマスに行けたら良いなー!
そんな感じですかね!9月は!
とても充実してました。
ケンブリッジには電車で片道7時間くらいかけて行ったのですが、帰りは雨が降ったり晴れたりで、たくさんの虹を見ることができました。イギリスは雨が多いけど、その分、多くの虹や青空が映る水たまりを見ることができるので大好きです。
タイトルはドリーパートンさんの言葉。虹に関して検索していたら出てきました。ちょっと私の現状って感じだったので、良いなと思って。
今年も残り3ヶ月。悔いのないようにできることを頑張ります。
では。